「スマホで十分?」と言われる時代に、あえてミラーレスを選ぶ理由とは?

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街中のスナップ、公園の花、お子さんのポートレートには、ミラーレスの「ボケ表現力」が必須。大きなセンサーとレンズで、背景を美しくぼかし被写体を際立たせる立体感が魅力です。夕暮れでもノイズが少なく、豊かな階調で記録。レンズ交換により、広角風景からお子さんの表情を切り取るポートレートまで、写真の楽しみが格段に広がります。 

目次

スマホとミラーレスカメラのメリットとデメリット

ミラーレスカメラを買って半年ほど経過しましたが、使ってみた感じではスマホもミラーレスも一長一短があります。

写真のクオリティで言えば、やはりミラーレスカメラに軍配が上がります

主な違いは、カメラの心臓部とも言えるイメージセンサーのサイズレンズに起因します。

ちなみに、今回比べるのはミラーレスカメラがCanon EOS R50、スマホはGalaxy S24FEです。

特徴Canon EOS R50Galaxy S24FE
センサーAPS-C(約2,420万画素)1/1.57インチ(約5,000万画素)
ボケ自然で深いボケ味を表現できる。
Canon RF50mm F1.8 STM
ソフトウェア処理による擬似的なボケが主。
メインカメラはF値1.8
ズーム光学ズームで画質劣化なし。
Canon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM(35mm換算88mm-336mm)
デジタルズームで画質が劣化しやすい(一部高性能モデルを除く)。
光学3倍(35mm換算75mm)、デジタル30倍
携帯性やや重くかさばる。
本体375g、275g(Canon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STM)
軽量でいつでも持ち運び可能。
213g
表現力レンズ交換で無限大。制限があるが、アプリで補完

センサー(ミラーレスカメラ:圧倒的な画質と情報量

ミラーレスカメラはセンサーサイズが大きい

スマホに比べてセンサーが非常に大きく(フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズなど)、一度に取り込める光の情報量が段違いです。これにより、より精細豊かな階調の写真を残せます。

センサーのサイズを比較すると以下の図のようになります。

水色のCanon EOS R50のセンサーはオレンジのGalaxy S24FEに対し約9倍の面積です。

センサーの面積を画素数で割ると、1画素あたりの受光面積が分かるそうで、高感度にした時には面積が大きいほど画質が良くなるそうです。

スマホとミラーレスカメラのセンサーサイズ
スマホとミラーレスカメラのセンサーサイズ
ミラーレスカメラは暗所に強い

暗い場所での撮影でもノイズ(ザラつき)が目立ちにくく、クリアな写真を撮れます。

ボケ味の表現力はミラーレス

「ボケ味」の表現力

センサーサイズが大きいため、背景を大きくぼかし、被写体を際立たせる立体感のある写真(いわゆる「ボケ感」)を簡単に演出できます。これはスマホの処理によるボケとは一線を画します。

EOS R50にRF50mm F1.8 STMを装着してF値1.8で撮影したものと、S25FEでF値1.8で撮影したものを並べてみました。

どちらも箸置きの手前にピントを合わせたので、奥に行くほど画像がぼけていますが、R50のほうがよりボケ具合が強調されています。

ちなみに、S24FEはマニュアルモードで、手前にピントを合わせるようにしました。

左R50、右S24FE
左R50、右S24FE

ミラーレスカメラのほうがしっかりと簡単にピントを合わせることができました。

スマホは普段ほとんどオートで撮影するので、自分が撮影したい設定にするのに一苦労です。

ミラーレスカメラはズームしても画質が落ちない

ズームしても画質が落ちない

レンズを動かして画像を拡大する「光学ズーム」なので、遠くのものを拡大しても画質が劣化しません。

ミラーレスカメラは様々な交換レンズがあります。

EOS R50のダブルズームレンズキットの望遠レンズCanon RF-S55-210mm F5-7.1 IS STMでは、35mm換算で88mm-336mmですので、Galaxy S24FEの3倍光学ズーム(35mm換算で75mm)など足元にも及ばないってとこですね。

デジタルズーム30倍があるじゃないかとおっしゃる方もいるかもしれませんが、デジタルズームの画像は粗くて使えるレベルにはありません。

まずは、Galaxyですが、光学3倍とデジタル30倍です。

デジタルズームは画質が悪すぎですね。

Galaxy S24FE光学3倍とデジタル30倍
Galaxy S24FE光学3倍とデジタル30倍

ズームキットの安いズームレンズでもかなりキレイに撮影できます。

EOS R50 RF-S55-210mm 55mm → 210mm
EOS R50 RF-S55-210mm 55mm → 210mm

室内なので少し暗くぼんやりしていますが、晴れた日などスマホとミラーレスカメラの差は大きいです。

携帯性はスマホにはかなわない

手軽さと携帯性

これに尽きます。軽い小さい常に持っている。シャッターチャンスを逃しません。

文句なくGalaxy S24FE(スマホ)が勝ちです。

スマホの中では重いほうだと思いますが、それでも213gです。

それに比べ、ミラーレスカメラは重い。

ミラーレスカメラの中では飛びぬけて軽いEOS R50ですが、本体で375g、ズームレンズも飛びぬけて軽いのですが、275gあり、合わせて650gです。

ちなみに、森林公園で見かけたバードウォッチング用のバズーカ砲のようなレンズを持った方々は、カメラの重量と合わせて3kgは超えていると思います。三脚も持っていたのでもっと重いんでしょうね。

表現力はミラーレスが圧勝か?

ミラーレスカメラは表現の幅が広い

レンズ交換ができるため、広角、望遠、マクロなど、撮りたいものに合わせた最適なレンズを選べ、表現の幅が格段に広がります。

ミラーレスカメラの圧勝です。

スマホがAIを使ってがんばっても、専用レンズにはかないません。

ですが、撮った写真の補正をスマホで簡単にできるので、超便利ですよね。SNSへの投稿もすぐにできるし。

スマホはすぐに共有・加工

撮った写真をその場ですぐにSNSにアップしたり、編集アプリで加工したりするのが非常に簡単です。

ミラーレスカメラ用の交換レンズは高価

よほど資金力に余裕が無いと、ミラーレスカメラ用の交換レンズを揃えることができないです...


💡 結論

きれいな写真を残したい人はミラーレスカメラなどレンズ交換が可能なカメラをおすすめします。

SNSなどあまり拡大しない写真をメインで、いつでもどこでもシャッターチャンスを逃したくない方はスマホ。

でも、皆さんスマホ持ってますよね。

特徴ミラーレスカメラスマートフォンカメラ
画質高画質。特に暗所や拡大時。明るい場所では十分だが、拡大すると粗が出やすい。
ボケ自然で深いボケ味を表現できる。ソフトウェア処理による擬似的なボケが主。
ズーム光学ズームで画質劣化なし。デジタルズームで画質が劣化しやすい(一部高性能モデルを除く)。
携帯性やや重くかさばる。軽量でいつでも持ち運び可能。
表現力レンズ交換で無限大。制限があるが、アプリで補完。

とにかくきれいな写真をこだわって撮影したい人は、ミラーレスカメラ買っちゃいましょう!

Canon EOS R50はミラーレスカメラの中ではエントリークラスらしいですが、それなりに楽しめます。

今使ってますが、とても楽しいです!

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